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2008.01.28
 さぁようやくです。結局赤マル発売から2週間が経とうとしている今日、感想をパパッと書いてしまいましょう。



 こちら表紙となっております……あれ、なんだかおかしい。目が曇ったのでしょうか。何だか画力が上がったように見えるのですが、すぎたん先生。目の描き方やらも変わっておりますが、一番目に付くのは髪がベタじゃない……。しかしまぁ、胸のベルトやゴム手袋と言った秀逸なデザインが、私の心を癒してくれるわけですが。

 さて、こちらの漫画。世界観は斬から殆ど流用されております。刀を持っているか持っていないかの違いくらいかと。よって、世界観は斬のウィキでも参照するといいのではないでしょうか。

 ではキャラクター紹介などをしつつ、ストーリーを追っていきたいと思います。
 季節は春。生徒の八割が不良の日本一評判の悪い高校である屍高等学校に、主人公の唐草希流(からくさ きる)と、ヒロインの三上沙奈(みかみ さな)が入学するところから始まります。
 

 
唐草希流(以下キル)と三上沙奈(以下三上さん)


 素晴らしいですね。もう最初から杉田節フルスロットルです。屍高校なんてネーミング、いまどき杉田作品以外では見る事ができないと思います。ここはウルフガイと言う漫画の博徳学園と似たような背景を持った学校だと脳内補完。ただ、博徳は【ゆとり教育で少子化の過当競争に対応できなかった結果、廃統合を繰り返して出来た不良校】ですが、こちらは【過当競争に敢えて対応しなかった】と、ちょいと変換を加えつつ、ですが。
 キルの性格やデザインは、貫木くんを踏襲したものなのでしょう。しかし斬よりも少年漫画の主人公っぽいです。んー、ここからも斬の変化球っぷりが垣間見えます。
 三上さんはこれまた月島さん。ヘアピンがあるか無いかで見分けられますね。行動も月島さんのような野蛮なものではなくツッコミ専門。キルの幼馴染で、キルの事が好きだという思いから屍高校に入学した一途な子です。馬鹿っ子ではありません。というか結構私好みのキャラです。

 

キルは中学の時、黒天狗の異名を持ち、恐れられていました。しかし上にもあるように、所詮中学レベル。キルの実力は屍高(しかこう)で通用するのか……。と思いきや、次のページであっさり通用しています。なんだかなぁ、斬のデジャブが……。
 そうして白星で高校デビューを飾ったキル。しかし三上さんはそれを黙って見ていてはくれません。でもキルには、「日本一強い男になるために屍高に来た」という目的があります。屍高は不良の溜り場というだけではなく、強い人の集まり的なものもあるみたいです。
 そこへ登場したのが特風と呼ばれる、特殊風紀委員の方々。

 
キルの素行の悪さから、キルを更生させると言って出てきた二人。この二人にも十分更生の余地はあると思いますが、それはさておきこの二人のヒゲメガネじゃないほう、どうみても刺々森くんを踏襲しています。名前が出ていないことから、兄貴説が出てもおかしくないです、と言うか兄貴でしょう。ピアスの開け方や羞恥スタイルから見て間違い無い!!
 

羞恥スタイル


 ホント……はいてない……ですね。

 話を戻しまして、キルは突然「更生してやる」と言われ、はいそうですか、と受け入れられることは当然出来ません。なので、要するに喧嘩を売りに来たわけだ、と解釈し、突撃を開始! 
 メガネもメガネで、「口で言っても解らんようだな」と、応戦します。まぁこの場合、キルの気持ちがわかりますね。普通はこんなん言われても納得しないwww
 メガネの応戦の結果、キルは二連撃を食らって倒れてしまいます。その倒れたキルを特風は拉致って特殊風紀室まで連れていきます。
 そこで待っていたのは、キルを停学にするという話。入学早々停学と言うのは、屍高じゃ普通なことなのでしょうか。普通なんでしょうね。
 しかしキルは停学にビビるどころか、「この学校で最強になるから停学になってる暇なんてねーよボケ」と吐き捨てます。それを聞いた刺々森(兄)くんは、特風にキルを入れると言う話をメガネ、もとい委員長に提案します。兄曰く、特風には二人しかおらず、このままでは回していくのが大変だ、だそうな。というかたった二人しかいないのになかなかの広さを持つ特別風紀室。過去には大勢メンバーがいたんだな、とかいらん考察をさせてくれます。
 委員長は兄(おそらく副委員長)の提案を却下。キルは馬鹿だからダメ、と突っぱねます。今度調子こいたら二度と歩けなくするぞ、と脅しもかけてみたり。それにキルも売り言葉に買い言葉、「最強になるためにいつかお前をぶっ倒す」と言い残して部屋を去ります。

 屋上で物思いにふけるキル。「人の迷惑を考えず……か。くだらねえ」と、少し委員長の言葉を気にかけているようです。そこへ登場三上さん。昔はいじめられてた自分を助けてくれたキルが、変わってしまったことが悲しいとキルに言います。
 それに対してキル。「お前は知らねぇと思うが……俺の親父は中学のトキに死んじまった」と……え、三上さん、知らないの? その後の三上さんの反応を見ても、どうやら本当に知らなかった模様。三上さんはキルのことが好きなのか、もとより本当に幼馴染なのか疑わしくなるワンシーン……。
 キルの事情を知った三上さん。どうしてもケンカしたいなら、人の為にすればいいのに……と、しつこく「私を守りなさいよ」と言っているようにも取れるようなことを言い、屋上を去ろうとします。
 そこへ登場したのが、最初の方に出ていた中学レベルの人と、その親玉っぽい人。親玉は三上さんが好みのタイプのようです。私と気が合うなw
 三上さんはキルに助けを求めますが、キルは強い奴としか戦わないとぶっこきます。人の迷惑云々というか、男としてそれはないのでは、と。
 そこで親玉が「強い奴ならここにいる」と口を挟みます。どうやら舎弟の敵討ちを兼ねたナンパだったようです。
 親玉とキルが戦闘開始。キルは劣勢ながらも、なんとか応戦します。一連のやりとりの後、油断を見せるキル。中学レベルの人がその隙をついて、なんとナイフでキルを刺してしまいます。見事なすぎたんノリです。
 
所詮中学レ(ry


 どうやら人を刺せば高校レベルのようです。恐るべし。
 そこへ遊びは終わりと言いながら突如登場した特風。

 やべー、私ならこの人たちにカスって言われたくないwww と言うか刺々森兄の股間がふきだしで隠れているのが個人的にツボwwww
 
 さてさて、委員長と親玉の闘いは拮抗しました。すると親玉は真剣を抜き、本気で行くと宣言。副委員長は一旦退こうと委員長に提案しますが、それも却下。副委員長の意見は悉く却下されます。そろそろ涙目になっても仕方が無いです。
 委員長がウダウダ講釈を垂れているウチに、キル復活。俺が闘(や)ると、戦闘への意欲を燃やします。そして、周りの静止を振り切り、彼が手にしたものは……十手!! どうやら彼の胸のベルトは、背中に固定するためのものだったようです。ふと見返せばここまで、キルが背中を曲げたことはなかったです。獲物を背中に隠している伏線だとしたら解りづらいなぁ……。
 

 代々受け継がれてきた十手術。怪我を忘れさせるような動きに翻弄され、親玉はそこで敗北。どうですか、この縛乱撃と言う技。この完璧(中ニな)ネーミングも杉田漫画でしか見られない貴重品です。あと、この技に「縛」と言う字が使われていますが、縛る要素はどこにもありません。(まぁ縛られたように動けなくなるという意味合いが篭っているなら、もう何も言えませんが……。)なのでおそらく、ここには「爆」と言う字が入る予定ではなかったのでは、と私は邪推します。これが単純に誤植なのか、それともすぎたんが「爆」は明らかに中二だろ……と配慮した結果なのかはわかりませんが、もし後者ならすぎたんの可愛さアピールが成功したと言えそうです、と妄想ww
 翌日。
 

 すぎたんお得意の超絶生命力によって、キルは普通に登校していました。三上さんのこのツッコミは、おそらく斬を描いていたときのすぎたんなら描いていなかったと思います。うん、ナイス進化。
 そして重大発表。なんとキルが特風に入っていたのです。しかも自ら望んで。
 誰かの為にケンカする喜びを感じたキルは、特風にて最強を目指す意思を固めたと。委員長も、不本意ではあるがキルの十手術がどこまで通用するかを試す意味合いで入会を認めたようです。〆はまぁ、ありがちな三上さんも入会オチでフェードアウト。ここからキルが正義の心を取り戻す物語へと至るのでしょう。

 結論・あと一年熟成させたら、また連載を貰えるかもしれませんね。がんばれすぎたん!!

 


 おまけ・巻末コメント。
 ……学園モノ(笑)

 がっかりするかもしれないおまけ・私的三上さん。
 

 別人。と言うか三上さん、手を前にして握りこぶしのなりかけみたいなことをしている構図が異常なほどあった気がします。

 ニュースは無しですー。
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さぽている
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細々とゲーム作ってます。絵師が不在と言う致命的欠陥を持ってます。

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